飲食店の集客をテーマにした「電脳レストランマーケティングのVol.5」 です。



よくニュースを見ていると、新車発表会とか言って、

新車を隠したシートを、その自動車メーカーの企業が

「どうだ!見て見ろ!!」みたいなかんじで

その隠していたシートを引っ張って、新車のお披露目をやってます。



見たことありますよね。あれは、自動車メーカーが、まずマスコミ各社に向けて

ニュースリリースを配信するわけです。







ニュースリリースを受け取ったマスコミは、

新車発表会なんて、テレビ視聴率や、書籍、雑誌に取り上げれば

いいネタになるじゃないですか。

だから競って取材に出かけるわけです。




発表会だけでなく、「新車試乗会」などのリリースも送ります。

自動車メーカーの狙いは、マスコミ関係者に試乗してもらって、

良い記事を書いてもらうことにあるわけです。

そのように企業は、上手にマスコミを利用しています。



そんなニュースリリースの「プチバージョン」をあなたのお店でもやってみるんです。

あなたのお店で次に企画しているイベントを

マスコミ各社にその詳細を記した、ニュースリリースを送ってみるんです。

今度のバレンタインデーに、「バレンタイン特別ディナー」を用意しようと思っているとします。







それは、ご近所だけに知らせますか?

それとも、郵送でお得意様だけに知らせますか??




さて、いっぽうで、その頃のマスコミの動きを見てみましょう。

雑誌編集部に所属するフリーのライターの知り合いに聞いた話では、

その雑誌編集部には、企業から送られてくるニュースリリースが

山積みになっているボックスみたいのが置いてあるらしいんですよ。

で、ライター達は、今担当している特集の記事の「良いネタ」を探しているわけです。






例えば、鈴木記者というライターがいて、今の担当は、「バレンタインで使えるいいお店特集」だとします。

本屋さんでよく見かけますよね、そんな表題の雑誌。



その雑誌が販売される数か月前には、鈴木記者は、必死で読者に喜ばれる「バレンタインで使えるいいお店」を探していたんです。

ネットで探したり、過去に掲載した記事を見たり、他社が販売した記事を見たり・・

そして、「山積みになっているニュースリリースのボックス」もくまなく探します。



有名店で、常にマスコミに取り上げられているお店より、もっと斬新な、「掘り出し物」が欲しいわけです。

そんなときに、あなたが送った「ニュースリリース」に目がとまって、取材のオファーが入ってくる。

お店の「ニュースリリース」はこのようなかんじでオファーが入ってきます。



広告掲載をすれば、50〜60万円くらいする枠を、取材であれば、無料で掲載してくれます。



現在では、雑誌の販売も減少傾向にあるとは言われてますが、まだまだ読者を多く持っていますし、

業績の良い雑誌もいくつもあります。

今日は、ちょっと時間が無くなってしまったので、また次回のVol.6で話します。



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