レトロな銀座 ハヤシライス
(デミグラスソース)
今となっては、昭和も古きよき時代でしょうかねぇー。いろいろありましたが、
いい思い出ばかりになってきたって事は、そーゆーことでしょうか?
スーパーカー世代の僕は、父に連れられて晴海のモーターショーに行ったのも
たしか昭和50年頃、もうワクワクして写真バチバチ撮りまくって、現像したら
ほとんどがピンぼけ・・・・ 今でも満足に写真が撮れず、このレシピ集の写真
もいくつかピンぼけがありますが・・・進歩のない奴でスイマセン・・・。
そのモーターショーの帰りに、銀座に寄って食事して帰るんですけど、
当時はステーキだとか、シチューとかグラタンがご馳走だったんですよ。
銀座の洋食屋さんは、なんとなく高級な雰囲気があって、
覗くと、どっかのいいとこの『お坊ちゃん刈りの家族』が食事してましたね。
僕はそれを横目で見ながら、どのデパートか忘れましたけど、エレベーターで
屋上の下のお好み食堂へ・・・・・ さすがに、『お子様ランチ』は卒業して
ましたから、『釜メシセット』かなんか頼んじゃったりして・・・・
父も母を恐れての『お好み食堂』だったのかもしれませんが・・・・。
と、まぁ、洋食屋さん全盛の頃、『ハヤシもあるでよー!』なんてCM(古ッ)
があったりして、ハヤシライスも流行でしたが、今はなかなか、
その本格的で贅沢なハヤシライスをあまり見かけなくなった。
大変なんですよ、作るのが。なぜかと言うと、作るのに手間のかかる、
デミグラスソースをタップリ使うからなんですね。今のレストランはだし汁として
フォンドボーを使っていて、デミグラスソースを
あまり使わなくなってしまったんです。
今日は、その頃の洋食屋さんのハヤシライスを再現してみようと思います。
レトロな銀座 ハヤシライス
レシピはこんなかんじです。
(約4人前)
牛肉ステーキ用(1cm角拍子切り)・・・・・300g
シメジ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1p
玉ねぎ(1cm位の厚めのスライス)・・・・・大1個
デミグラスソース・・・・・・・・・・・・350g(1p)
バター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50g
牛肉、シメジ、玉ねぎを上記のように切って、
フライパンでイッキに炒めます。
強火でシャキッと炒めます。
フライパンで炒めることで、素材の香味がよくなります。
シャキッと炒まったらそれをお鍋に移します。
そこに、冷凍のデミグラスソースを全部入れます。
冷えて硬いバターも一緒に入れます。
火は弱火で、ソースとバターをゆっくり溶かしていきます。
ソースが溶けた状態。
濃度が濃いようでしたら、少しずつ水を足して調節します。
塩味も見て好みの味にして下さい。
出来上がりです。
思い出の昭和の味が懐かしい!
思わず、目頭が『じいーーんん』と熱くなっちゃいます。