真鯛のムニエール、マッシュルームソース

 (マッシュルームソース) 




築地市場に通っています。
もう随分長く、通っていると思いますね。



料理人によって築地市場の利用方法も色々なんですよ。
あまり馴染みのお店を作らないでブラブラ歩いて
いいものを見つけて仕入れていく、属に言う、『拾い買い』。



僕は馴染みの店にもう何年も通っているタイプで
市場のスタッフの方々も僕が欲しがるものは
もう十分わかっているといったかんじなんです。



市場のスタッフは皆、いつも気合い十分。
馴染みの店の佐藤さんもまた、常に威勢がいい。



佐藤さん(以下、佐)『おう!シェフ! まいどおおーー!!』(圧) 

他スタッフ『いどおーーー!!』『どおおおーーー!!』(超圧)

僕『どうも・・・・』(縮)




佐『ダあーーメだよ! こんな天気の悪い時に来ちゃ!』(怒)
  『シェフに売るモンねーよ、今日は! 
  海がシケちゃってっからさー、荷が入って来ねーんだよ!
  こんなんじゃぁー、ショーバイになりゃーしねーってんだよ、
  まったくナ!! 
  こっで(これで)おとつい(一昨日)からだろ、弱っちゃうよ。』 



僕『ところで、その髪の毛どうしたんですか?・・・・・・』



佐『エッ、コレッ! (自分の髪を指差して)
  あんーま(あまりにも)シケが
  続くもんだから、頭にキテさー、にょ−ぼーに言って
  青く染めてもらっちゃったよ、似合ってっだろ?! 


  シェフは、髪の毛ヤバイから、知らないと思うんだけどサー
  これさー、ヘアーマニキュアっつーのよ、
  ウチのにょーぼー、あいつ、ほらッ、
  アー見えて結構器用じゃん、


 あっで(あれで)、ンーまいんだよ(上手)、こーゆーの、  
  せがれの野球のスライディングパンツだってチャッチャカ
  作っちゃうんだからさー、わけーコラー(若い頃)俺なんか
  ジャンパー(ブルゾン)作ってもらっちゃタリしてたもん、


  最近はあんま(あまり)ヤンナクなちゃったけど、
  でも、こないだ(この間)なんかさー・・・・・・・・・・・・・・』


僕『・・・・(さ・か・なは?)・・・・』



奥さんの自慢話はつきないのだ。
威勢がよく、口は悪いが、とても愛妻家の佐藤さんは、60前のオヤジさん、
髪を青く染めたガラの悪い『ヤンキーじじい』は、会社ではなんと!取締役!!。




今日は、その佐藤さんが〆てくれた鯛を使ったおもてなし料理です。







以前《皮をパリッと焼く焼き方》で
鯛の焼き方を紹介しましたが、
今日はその焼き方で焼いてみます。
詳細はこちら。





マッシュルームのソースを鯛と合わせます。
とても相性の良い組み合わせです。



このソースをご家庭で作るのは
なかなか大変なので
今日は便利な
レストランのソースを用います。



マッシュルームソースはこちら。







魚を焼く前にソースを溶かしておき、
焼きあがったら、
お皿のにマッシュルームソースを敷きます。











焼き上がった鯛をソースの上にのせて、
温野菜を付け合せます。
温野菜はこちら。




実に簡単にプロの料理人のような
おもてなし料理ができました。




温野菜で紹介したように野菜は
先に茹でておき、
ソースも先に溶かしておきます。
そして、鯛を盛り付ける前に
野菜とソースを温めておけば簡単です。



レストランのソース取寄せのご紹介 こちらから

バンブランソース

マッシュルームソース

アメリケーヌソース